資産価値向上のための大規模修繕

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大規模修繕でマンションの資産価値を向上させる

大規模修繕を行うことで、マンションの資産価値を向上させることができます。ここで言う「資産価値」とは、単に「流通価格」に限った話ではありません。売買や賃貸を考えず、ずっとそのマンションに住まうことを考えた場合には、「安心感」「快適性」といった部分がマンションの「資産価値」だと考えることができます。

「NPO法人 ECO-ECO建物再生推進協会」「エコロジー(環境)&エコノミー(省コスト)」を合い言葉に大規模修繕のコンサルティングを行い、マンションの資産価値を高めます。

マンションの資産価値を高めるポイント

耐震性の向上

現在の耐震設計の基本形は、昭和56年(1981年)6月に「新耐震基準」として定められました。つまりそれ以降に建築確認を得て建設されたマンションは、一定の耐震性を持つことが認められていますが、それ以前のマンションについては対策が必要となります。耐震診断を受け、構造上の弱点を明らかにした上で有効な耐震改修工事を行うことが急務です。

また、「新耐震基準」に準じたマンションにおいても、大きな地震でドアが開きにくくなるなどの不具合が発生することもあるため、耐震性のあるパーツに交換するといった改修は有効です。

省エネ化・省コスト化

省エネは光熱費の削減につながる他、エコロジーの観点からも非常に重要であるため、大規模修繕の際に重視されやすい項目です。特に有効なのは断熱性の向上で、室内の温度が外気に影響されにくくなります。冷・暖房の効率が格段に上昇するため、大きな効果が見込めます。

断熱にもっとも寄与するのは、ガラス窓など開口部の改善です。窓を二重化したり、アルミサッシを改良したりといった対策が有力となります。断熱性能の高い塗料を外壁に塗るという方法も選択肢のひとつです。また、照明器具をLEDに交換することで、省エネ・省コストにつながります。

バリアフリー化

大規模改修が行われるころには、マンション居住者の平均年齢も上がっているのが一般的です。より高齢者に配慮した「やさしい構造」にすることが、住みやすさの向上に大きく寄与します。滑りにくい床や手すりの設置、ドアの自動化、段差のスロープ化などがバリアフリー改修では一般的です。

防犯性能の向上

オートロック化やピッキング対策錠・防犯カメラの導入など、防犯性能を改善させる改修も広く行われています。安心感が大幅に向上するだけでなく、防犯カメラは居住者のマナー向上にも役立つため、「住みやすさ」全般に関わってきます。

給水システム

高架水槽や受水槽はメンテナンス費がかかり、また水質の低下も懸念されるため、水道本管からの直結給水方式へ変更するマンションが増えています。階数が高いマンションも、場合によっては増圧ポンプを導入することで水道本管からの給水が可能です。ただし、自治体の許可基準がまちまちで、戸数や立地などによる制限もあるため、事前に入念な検討が必要となります。また、受水槽撤去後のスペースを有効活用が可能な場合があります。

エレベーター

耐震性向上がもっとも多いニーズです。そのほか、エレベーターホールやエレベーター内への防犯カメラの設置、窓ガラス追加による密室化の回避などで防犯性を高める改修もよく行われます。

意匠性の向上

長年積み立てた修繕積立金を使う大規模修繕では、「目に見える変化」を求められることも少なくありません。外壁の色や素材の変更、エントランスホールの内装改修、表札や換気口などの金物類のアップグレードなどは、満足感をもたらしやすいことで知られています。